「話しかけたのに返事が『うん』だけ…」
こんな経験、ありませんか?とくに気になる男性や恋人とのやりとりで、返事がそっけないと不安になりますよね。
実は「うん」という返事ひとつ取っても、それがどんな“相槌”なのかによって相手の心理は大きく変わってきます。
そもそも相槌を打つという行為のレベルには、3つの段階があると私は思っています。
1つ目は、「自分はきちんとあなたの話を聞いていますよ」というアピールとしての相槌。
2つ目は、相手が話をしやすいように、相手の話を引き出すための相槌。
3つ目は、自分も話をするために話題の方向性を握るための相槌です。
このように、相槌には「話を聞いているサイン」だけでなく、「相手の話を引き出したり、自分の話につなげたり」といった役割もあり、さまざまな心理が隠れていることも。
今回は、返事が「うん」だけの男性の心理を5つのパターンに分けて解説しつつ、女性が不安になったときの対処法も紹介していきます。
男性が「うん」とだけ返すときの心理5選
男性が「うん」とだけ返す心理①聞いてるけど言葉が少ないだけ
男性は女性に比べて、日常会話であまり感情を言葉に出さない傾向があります。
女性が「わかる〜!それでどうなったの?」と感情をこめて会話を楽しむのに対し、男性は「聞いている=話がわかればOK」というスタンスの人も。
そのため、話を聞いていても「うん」でリアクションを完結させがちです。
この場合、特に悪気があるわけではなく、コミュニケーションのスタイルが違うだけかもしれません。
見分けポイント
表情が自然で、目を見て聞いているなら聞く気はある
男性が「うん」とだけ返す心理②面倒くさいと感じている
疲れていたり、気分が乗らないとき、会話そのものが「ちょっと面倒」と感じてしまう男性もいるんです。
そんなときは、とりあえず「うん」と返して話を終わらせようとする傾向があります。
もちろんこれはあまりよくない態度ですが、本人としては「ケンカになるよりは返事だけしておこう」という、ある意味の防衛反応なのかもしれません。
見分けポイント
無表情・スマホを見ながら・適当に返してる感がある
男性が「うん」とだけ返す心理③別のことに集中している
ゲームや動画、SNSなどに夢中になっているとき、話しかけられても「とりあえず返すだけ」になってしまうことがあります。
これも悪気があるというよりは、「今はその話に集中できない」だけの場合が多いです。
こういうときは、男性自身も「ちゃんと聞いてなかったな」と後から気づくことも。
見分けポイント
視線がスマホやテレビに固定されている、返事が遅い
男性が「うん」とだけ返す心理④感情を表に出すのが苦手
もともと感情表現が控えめな男性は、親しい相手にもあまり言葉数が多くありません。
LINEや会話で「うん」「了解」などシンプルな返答を好む人もいます。
これが本人の「普通」なので、そっけなく感じても、実は心の中ではちゃんと理解しようとしていたり、あなたに好意を持っていることも。
見分けポイント
普段から誰にでも反応が淡白、でも行動で気遣いが見える
男性が「うん」とだけ返す心理⑤話を終わらせたい・距離を置きたいサイン
少し注意が必要なのがこのパターン。
関係に対してちょっと疲れていたり、「今は一人にしてほしい」と感じているとき、「うん」で会話を早く終わらせようとする男性もいますね。
もし以前より会話が減っていたり、LINEの頻度が落ちている場合、距離を取ろうとしている可能性も考えられます。
見分けポイント
会話のキャッチボールが成立しない、こちらからの質問にも一言だけ
「うん」ばかりの返事をされたときの対処法
「うん」ばかりの返事の対処①無理に深読みしない
まずは「うん=冷たい」とすぐに決めつけないこと。
シンプルな返事がその人のスタイルというだけかもしれません。
過度に気にしすぎると、かえって関係がギクシャクすることもあります。
「うん」ばかりの返事の対処②状況を見て、話しかけるタイミングを工夫する
男性が何かに集中しているときは、話しかけてもちゃんと聞いてもらえないことも。
「今ちょっといい?」と一言添えるだけでも、反応が変わるかもしれません。
「うん」ばかりの返事の対処③具体的な質問で引き出す
「ねえ、これってどう思う?」「○○だったら、どうする?」など、相手がYES/NOだけでは答えられない質問をしてみると、会話が広がりやすくなります。
「うん」ばかりの返事の対処④ストレートに気持ちを伝える
不安な気持ちは我慢せず、やわらかく伝えるのも大切です。
「最近、返事が短いからちょっと寂しいな」など、自分の感情を主語にする「Iメッセージ」が効果的ですよ。
まとめ:「うん」だけでも、愛はあるかも?
男性の「うん」は、一見そっけなく見えても、実はちゃんと話を聞いていたり、安心しているからこそ気を抜いているだけのこともあります。
でも、気になるなら我慢せず、きちんと気持ちを伝えることが何より大切です。
無理に変えようとせず、相手の性格や状況を理解した上で、自分の気持ちを上手に伝えていける関係が理想ですよね。