「倫理的なジレンマ」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、どちらを選んでも正しいとは言い切れず、答えを出すのが難しい問題のことを指します。
たとえば、次のような状況を想像してみてください。
トロッコ問題
あなたは路面電車の転轍機の前に立っていて、ブレーキの故障した路面電車があなたの前を通過しようとしています。あなたが転轍機を動かさなければ、路面電車はそのまま進んで5人をはねてしまうでしょう。他方、あなたが転轍機を動かせば5人は助かりますが、分岐線にいる1人をはねてしまうでしょう。このとき、あなたは転轍機を動かしますか。
どの選択をしても誰かが犠牲になってしまうため、簡単に「これが正解!」とは言えませんよね。
こうした「どうするのが正しいのか決めるのが難しい問題」が倫理的なジレンマです。
そして、人がどんな選択をするかには、性格の特徴が大きく関係しています。
心理学では、人の性格を16タイプに分ける「MBTI(エムビーティーアイ)」という診断があります。
MBTIによって、倫理的なジレンマに対する考え方や判断のしかたに違いが出ると言われています。
この記事では、「倫理的なジレンマとは?」をわかりやすく説明しながら、MBTIのタイプ別にどのような考え方をするのかを紹介します!
倫理的なジレンマとは?わかりやすく解説!
倫理的なジレンマとは、「どちらを選んでも正解とは言えず、どの決断をしても何かしらの問題が残る状況」のことです。
日常生活の中でも、小さな倫理的ジレンマに直面することがあります。
こうした「どっちが正しいの?」と迷う場面が倫理的なジレンマです。
MBTIを知ることで、「自分がどんなふうに倫理的な問題を考えるのか」「他の人はどう考えているのか」がわかるようになります!
MBTIの性格タイプは、大きく4つの軸に分かれています。
それぞれの違いによって、倫理的なジレンマに対する向き合い方が変わります。
倫理的ジレンマの考え方4つの軸
倫理的ジレンマの考え方① 外向(E) vs. 内向(I)
倫理的ジレンマの考え方② 感覚(S) vs. 直感(N)
倫理的ジレンマの考え方③ 思考(T) vs. 感情(F)
倫理的ジレンマの考え方④ 判断(J) vs. 知覚(P)
倫理的ジレンマの考え方MBTIタイプ別の対応例
トロッコ問題を例にすると、MBTIタイプによって次のように考える傾向があります。
まとめ|倫理的なジレンマとは?MBTIを知ると自分の考え方がわかる!
倫理的なジレンマとは、「どちらを選んでも正解がない、判断が難しい問題」です。
人によって考え方が違い、MBTIのタイプによっても判断のしかたが変わります。
「なんであの人は違う考えなの?」と思ったら、その人の性格タイプを知ることで「こういう価値観なのかも」と理解できるかもしれません。
自分のMBTIを知ることで、倫理的な問題に向き合うときの考え方のクセもわかってくるはずです!
あなたはどのタイプに当てはまりそうですか?