心理

人の行動をチェックする人の4つの心理とは?嫉妬・不安・支配欲をやさしく解説

なぜあの人は人の行動をチェックしてくるの?

「なんかあの人、いちいち私のこと見てる気がする…」

職場や学校、家の中でも、他人の行動をじっと見たり、細かくチェックしてくる人に出会ったことはありませんか?

・何時に来たのかを見てくる
・ちょっとした言動にすぐ反応してくる
・SNSの投稿にもいち早くリアクションしてくる

このような行動には、その人なりの心理的な理由があります。

この記事では、そんな「人の行動をチェックする人」の心理について、わかりやすく紹介していきましょう。

人の行動をチェックする人の4つの心理

人の行動をチェックする人の心理① 不安や自己肯定感の低さ

まず最初の心理は、「不安感」や「自己肯定感の低さ」です。

このタイプの人は、自分に自信がなく、常に他人と比べてしまう傾向があります。

そのため、まわりの人が何をしているのか気になりすぎて、ついチェックしてしまうのです。

  • 「あの人の方が評価されてるかも」
  • 「自分だけちゃんとできてないんじゃないか」
  • 「他の人より頑張ってることを見せたい」

こうした不安が心の中にあると、自然と人の行動に目がいってしまいます。

特に職場などでこうしたタイプの人がいると、ちょっとしたことでも注意されたり、見られている気がして落ち着かなくなることもありますよね。

人の行動をチェックする人の心理② 支配欲やコントロールしたい気持ち

2つ目の心理は、「支配欲」や「人をコントロールしたい気持ち」です。

このタイプの人は、他人の行動を細かく把握しておきたいと思っていて、自分の考えやルールに相手を従わせたいと感じています。

  • 「ちゃんと時間通りにやってる?」
  • 「なんでそのやり方なの?こっちの方がいいのに」
  • 「ちゃんと見てるからね」と言いたげな態度

こういう人は、相手が自分の思い通りに動くことで安心します

反対に、相手が自分の期待と違う行動をすると、怒ったり冷たくなったりすることもある。

上司や先輩、あるいは親やパートナーなど、立場が上の人がこうなりやすいですね。

人の行動をチェックする人の心理③ 嫉妬やライバル意識

3つ目は、「嫉妬心」や「ライバル意識」です。

このタイプの人は、他人が上手くいっているのを見るとモヤモヤして、「どうしてあの人ばかりうまくいくの?」と感じます。

  • 相手の行動を細かくチェックして、ミスを探したくなる
  • 「実は大したことない」と思いたくなる
  • 自分の方が上だと思いたい気持ちが強くなる

SNSで他人の投稿ばかり見てしまう人も、この心理が働いていることが。

たとえば、「旅行」「仕事の成功」「楽しそうな日常」の投稿を見て、「私より幸せそう…」とつい比べてしまうのです。

人の行動をチェックする人の心理④ 過干渉・心配性な性格

最後の心理は、心配しすぎてしまう性格です。

これは「悪気がある」というよりは、相手のことを大事に思うあまり、行動が気になってしまうタイプ。

  • 子どもがちゃんと宿題をやっているか心配
  • 恋人がLINEを返してくれないと不安になる
  • 友だちが悩んでいそうだと、すぐ確認したくなる

この場合、「チェック=愛情」という考え方もありますが、やりすぎると相手にとっては「監視されているようで息苦しい」と感じさせてしまいます。

人の行動をチェックされやすい人の特徴

実は、人間関係には「1:7:2の法則」という考え方があります。

人間関係では、あなたが何をしても合わない人が1 割いるそうです。そして、行動によっては合う・合わないが分かれる人が7割。ただ、何をしても合う人が2 割もいるそうです。「1:7:2」の法則ですね。

出典:東洋経済オンライン:職場で「敵をつくらない人」が実はやっていることみんなに好かれようとしなくて大丈夫

つまり、どれだけ気を使っても、相性が合わない人は一定数いるんですね。

無理に合わせようとして疲れてしまうよりも、「あ、この人は1割の人かもしれないな」と考えると、少し心が軽くなるかもしれません。

  • おとなしくて反論しない
  • 空気を読みすぎてしまう
  • 自分の意見を言うのが苦手
  • ミスを恐れて自信がない

こうした人は、相手にとって「扱いやすい」「反応が見やすい」存在になりがち。

結果として、余計にチェック対象になってしまうことがあるのです。

人の行動をチェックする人とどう付き合う?

では、実際に「人の行動をチェックしてくる人」と出会ったとき、どうすればいいのでしょうか?

やさしく距離をとる方法を紹介します。

①過剰に反応しない

相手が見ているからといって、すぐにリアクションしなくても大丈夫です。

一歩引いて「また見てるな〜」くらいの気持ちでいると、心が少しラクになります。

②自分のペースを大事にする

相手の目を気にして行動すると、どんどん自分が苦しくなります。

「私は私」と思って、自分のリズムを守ることも大切です。

③やさしく距離をとる

すべてを断ち切るのではなく、少しずつ距離を取って関係性を調整するのがコツです。

たとえば、報告や会話を簡潔にしたり、自分のことを話しすぎないようにするなど、できることから始めましょう。

人との距離感って、本当に人それぞれですよね。

実は、「誰と話すか」「誰とは話さないか」も、その人の心理が表れやすい部分です。

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>>特定の人としか話さない人の心理とは?距離感に隠された本音

まとめ|人の行動をチェックする人の心理を知れば冷静になれる

人の行動をチェックする人には、さまざまな心理があります。

  • 自分に自信がないから見てくる人
  • コントロールしたい欲求が強い人
  • 嫉妬でチェックしてしまう人
  • 心配しすぎて干渉してしまう人

相手の背景を少しでも理解できると、必要以上に気にしたり、自分を責めたりしなくてよくなりますよね

「なんでこんなに見られるんだろう?」と思ったときは、相手の心理をちょっとだけ考えてみて、自分の心を守る工夫をしてみてください。

  • この記事を書いた人

miwa

読書とアニメが好き|性格診断・スピリチュアルを中心に発信中

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