小説「流浪の月」感想

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流浪の月」は、日本の作家・凪良ゆう氏によって書かれた心揺さぶる小説です。
人間関係や心の葛藤をテーマに、予期せぬ出会いや衝撃的な出来事が人々にどのような影響を与えるかを描いている作品です。

流浪の月 (創元文芸文庫) [ 凪良 ゆう ]

小説「流浪の月」の特徴と要約

「流浪の月」では、主に主人公の少女と、ある青年との特別な関係を通して「心の居場所」や「家族とは何か」といった普遍的なテーマを深く探っています。

帰れない事情を抱えた少女・更紗と、彼女を家に招き入れた孤独な大学生・文。居場所を見つけた幸せを噛みしめたその夏の終わり、文は「誘拐犯」、更紗は「被害女児」となった。15年後。偶然の再会を遂げたふたり。それぞれの隣には現在の恋人、亮と谷がいた。

映画「流浪の月」公式サイト
  • 幼い頃、主人公の少女は親の都合でさまざまな場所を転々とする「流浪」の生活を送っていました。
  • そんな中、ある青年と出会い、彼との不思議な絆を通して少しずつ心を癒していきます。
  • 青年もまた過去に大きな傷を抱えており、彼女との関わりで自分の心を開放し、孤独から抜け出す手がかりを見つけます。

この作品は、一般的な恋愛小説の枠を超え、読者に人間関係の奥深さや愛の形を考えさせるものです。

文章が丁寧でありながらも、わかりやすく共感しやすいのが特徴的でした。

映画版「流浪の月」について

映画版「流浪の月」は、原作の感動をそのままに、映像としてさらに引き立てられた作品です。

監督は人気映画監督であり、繊細な演出で知られる李相日氏が務めました。
小説の世界観を大切にしつつ、独自の映像美と演技力で物語の魅力を最大限に引き出しています。

特徴

  • 登場人物の心情描写:主人公の少女と青年の心理が細かく描かれ、観る者に深い共感を与えます。
  • 映像美:流浪の生活を象徴するかのような風景や色彩が、物語に独特の雰囲気をもたらしています。
  • 演技力の高さ:主役のキャストたちは、それぞれがキャラクターの持つ複雑な感情を見事に演じ、視聴者を物語に引き込みます。

映画を通して、小説で語られるテーマがさらに強く伝わり、観る人に心に残るメッセージを届けます。

映画「流浪の月」のキャスト

映画「流浪の月」のキャストは、実力派俳優たちが揃い、原作のキャラクターに命を吹き込んでいます。
彼らの迫真の演技により、原作ファンはもちろん、初めて観る人にも感情移入しやすい作品となっています。

主なキャストは以下の通りです。

  • 広瀬すず(主人公の少女):この役を演じたのは、女優の広瀬すず。主人公のもつ複雑な心情を見事に表現しています。
  • 松坂桃李(青年):数々の映画やドラマで活躍する松坂桃李が起用され、その存在感と演技力でキャラクターの背景を深く感じさせます。
  • 脇役のキャスト:二人を取り巻く周囲の人々もまた、実力派俳優たちが演じ、物語に重みを持たせています。

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感想

以前、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」も読みました。2作品読んでみて、読み終わってから余韻が残るなと感じました。
どちらも「人間関係の深さ」や「愛すること」と考えさせられるテーマだと思いました。

青年の過去の話では、胸が苦しくなる場面が多かったです。
彼にしかわからない苦しんで悩んできたんだろうなと感じました。
少女も青年もお互いのことを詮索したりしない、けれどわかりあっている部分がありそれが心地よい存在であるんだと思いました。

重めなテーマではあるんですが、読みやすく続きが気になるものがりでスラスラ読むことができました。

小説だけではなく、Audibleの対象作品でもあります。
耳で聴く読書なので、通勤などのスキマ時間に気軽に読書できます。

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  • この記事を書いた人

miwa

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