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今回は「流星の絆」のレビュー記事です。
小説とドラマ版の違いも少しまとめてみました。
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「流星の絆」原作小説の特徴
- サスペンスとミステリーの融合
- 独特なキャラクター設定
- 意外な展開と感動の結末
特徴1: サスペンスとミステリーの融合
東野圭吾氏の小説「流星の絆」は、サスペンスとミステリーが巧みに融合した作品です。この物語は、幼少期に両親を殺された3人の兄妹が、復讐を果たそうとする物語です。サスペンスが持つ緊張感と、ミステリーが持つ謎解きの楽しさが組み合わさり、読者を最後まで引きつけます。特に、兄妹たちの感情や心の葛藤が細かく描かれており、物語の深みを感じさせます。
特徴2: 独特なキャラクター設定
「流星の絆」では、キャラクターたちが非常に個性的で、読者に強い印象を残します。兄妹3人は、それぞれ異なる性格を持っており、彼らの間に生まれる絆や対立が物語の核となっています。兄の功一は冷静で計画的、弟の泰輔は明るく行動派、妹の静奈はしっかり者でありながらも心に深い傷を抱えています。これらのキャラクター設定が、物語に奥行きを与え、読者を引き込む要因となっています。
特徴3: 意外な展開と感動の結末
物語の中盤から終盤にかけて、いくつもの意外な展開が待ち受けており、読者は驚かされることでしょう。特に、犯人が誰なのかという謎解きが進む中で、読者の予想を裏切るような展開が繰り広げられます。そして、最終的には兄妹たちの絆が試される感動的な結末が待っています。この結末は、復讐というテーマを越えて、人間の成長や家族の絆の大切さを感じさせるものとなっています。
「流星の絆」原作小説の要約
兄妹の悲劇的な過去
物語は、ある夜、流星を見に行った帰りに両親が何者かに殺されるという、3人の兄妹の悲劇から始まります。兄の功一、弟の泰輔、そして妹の静奈は、両親を失い、孤児となります。彼らは、両親を殺した犯人への復讐を心に誓い、大人になるまでその思いを抱き続けます。
犯人探しと復讐の計画
兄妹たちは、大人になり、それぞれが復讐のために動き出します。功一は冷静に情報を集め、泰輔は行動力を活かして犯人に近づきます。一方で静奈は、自分の感情と向き合いながら、兄たちを支える役割を果たします。彼らは、犯人を見つけ出し、復讐を果たすために計画を進めていきます。
驚きの真実と結末
しかし、物語が進むにつれて、兄妹たちは予想もしなかった真実に直面します。犯人だと思っていた人物が実は無関係であったり、過去に隠された秘密が明らかになったりします。最終的には、兄妹たちが復讐の意味を見直し、家族としての絆を再確認するという感動的な結末が待っています。この結末は、復讐だけが目的ではなく、人間としての成長や絆の大切さを伝えるものとなっています。
ポイント
- 「流星の絆」はサスペンスとミステリーが融合した作品です。
- 独特なキャラクター設定が物語に深みを与えています。
- 意外な展開と感動的な結末が読者を引きつけます。
「流星の絆」ドラマ版と小説の違い
違い1: キャラクターの描写と役割の変更
小説版「流星の絆」では、兄妹それぞれの内面が丁寧に描かれており、特に功一の冷静な計画性や、静奈の心の葛藤が物語の進行に大きく影響します。しかし、ドラマ版では、キャラクターの描写や役割が若干変更されています。例えば、ドラマでは泰輔の明るく行動的な一面が強調されており、視聴者が親しみやすいキャラクターとなっています。また、静奈のキャラクターも、より視覚的に感情が伝わるように演出されています。
違い2: ストーリー展開のテンポと焦点
小説は、物語のテンポが緩やかで、兄妹の心理描写や、犯人探しの過程がじっくりと描かれています。一方、ドラマ版では、視聴者の興味を引き続けるために、ストーリー展開がスピーディーに進みます。また、ドラマ版ではエンターテインメント性を高めるために、サイドストーリーやコミカルなシーンが追加されており、視聴者が楽しみやすい構成になっています。特に、功一たちが計画を進めるシーンでは、緊張感とユーモアがうまく組み合わされており、原作とは異なる魅力があります。
違い3: 結末とテーマの解釈
小説版の結末は、兄妹たちが復讐の果てに何を得るのかを重視して描かれています。テーマとしても「復讐の虚しさ」や「家族の絆」が強調されています。ドラマ版でも同様のテーマは扱われていますが、視聴者に感動を与えるために、結末がやや異なる演出で描かれています。ドラマ版のラストシーンでは、兄妹たちの未来に対する希望がより明確に示されており、視聴者に前向きなメッセージを伝えるよう工夫されています。
違い4: サブキャラクターとサイドストーリー
ドラマ版では、小説には登場しないサブキャラクターが追加され、サイドストーリーが展開されます。これにより、物語の世界観が広がり、視聴者がより作品に没入できるようになっています。また、サブキャラクターの存在が、兄妹たちの物語に影響を与え、ドラマ全体に一層の深みを与えています。
ポイント
- ドラマ版では、キャラクターの描写や役割が視聴者に親しみやすいように変更されています。
- ストーリー展開が小説よりもスピーディーで、エンターテインメント性が強調されています。
- 結末やテーマの解釈に違いがあり、ドラマ版では希望に満ちたメッセージが伝えられています。
- ドラマ版にはオリジナルのサブキャラクターやサイドストーリーが追加されています。
レビュー
サスペンスだと思って全然観てなかったけど脚本がクドカンだからコメディ要素といい塩梅になっててめちゃめちゃ面白くて一気見
平成感が良かった当時リアタイして衝撃受けたけどあまり覚えてなくてまた見たかったから嬉しい。
filmarks公式サイト
犯人の印象強すぎてシリアスなイメージしか残ってなかったけど、改めて見ると結構コメディ要素強かったんだなって…。絶滅なバランスで見やすかった!
ずっと大好きな作品。
感想
当時、二宮和也さんが出演すると聞き「ドラマが始まる前に原作を読んでみたい!」と思い人生ではじめて買った小説が「流星の絆」です。
読書に対して抵抗があったのですが(活字が苦手だった)、元々サスペンスドラマが好きだったのもあり、スラスラ読みすすめることが出来ました。
犯人の謎が解かれるまでに、兄弟で詐欺を行うところがコミカルに描かれていて笑えて面白いです。
ドラマ版には、原作小説にはいないオリジナルキャラクターが登場しますが、個人的にはなくても良かったかな・・・と感じました。
最終回での犯人と対峙し、真相に迫るシーンでの二宮さんの演技は格別です。涙なしでは見れません。
ドラマは見たけど原作は読んだことない人や、二宮さんのことが好きな方には是非読んでいただきたいです。
また、東野圭吾さんの作品の中でも読みやすい小説だと思います。
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