MBTI(16タイプ性格診断)は、自己理解や他者理解のツールとして人気がありますが、一方で「MBTIが気持ち悪い」と感じる人も少なくありません。
ネット上では、「MBTI信者が苦手」「型にはめられるのが嫌」といった意見も見られます。
なぜMBTIに対して違和感や嫌悪感を抱く人がいるのでしょうか?
この記事では、「MBTIが気持ち悪い」と感じる理由を深掘りしていきます。
1. MBTIが気持ち悪いと感じるのは、性格を決めつけられるから
MBTIの特徴は、人間の性格を16種類に分類することです。
しかし、この「型にはめる感じ」が気持ち悪いと感じる人もいます。
例えば、「あなたはENTPだから議論好き」「INFPだから繊細」と言われたとき、「いや、そんな時もあれば違う時もある」と思ったことはありませんか?
人間の性格は、環境や状況によって変わるもの。
それなのに、「○○型だからこういう人」と決めつけられると、窮屈さを感じて気持ち悪いと思うのも無理はありません。
2. MBTIを信じすぎる人が気持ち悪いと感じる理由
MBTIはあくまで性格診断の一つに過ぎませんが、それを「絶対的なもの」として扱う人もいます。
こんな場面に遭遇したことはないでしょうか?
こうした極端なMBTI信仰が気持ち悪いと感じるのは、当然かもしれません。
「MBTIで性格が決まるわけではない」と思っている人にとって、あまりにも盲信する人は違和感の対象になりやすいのです。
3. SNSのMBTIマウント合戦が気持ち悪い
MBTIが広まるにつれて、SNSでは「○○型は天才」「○○型は無能」といったレッテル貼りが横行しています。
ネット上でこんな発言を見たことはないでしょうか?
こうしたMBTIを使ったマウント合戦が気持ち悪いと感じる人は多いです。
本来は性格の傾向を知るためのツールなのに、「このタイプは頭がいい」「このタイプはバカ」などと優劣をつける風潮に違和感を覚えるのも納得できます。
また、「自分のタイプを持ち上げ、他のタイプを下げる」ような投稿が増えると、MBTIが単なる自己肯定の道具になってしまい、ますます気持ち悪いと感じる人が増えてしまいます。
4. MBTIの科学的根拠の弱さが気持ち悪いと感じる理由
MBTIは心理学に基づいていると思われがちですが、実は科学的な裏付けが弱いという批判もあります。
「ビッグファイブ理論」とは?
【BIG5-BASIC】は、心理学研究の中で最も支持されている「ビッグファイブ理論」に基づく、無料の性格診断・心理テストです。占いや血液型のようなユニークな性格診断とは違い、心理学的に最も信憑性の高い科学的な性格診断になります。
例えば、「あなたは外向型(E)」と診断されても、場面によっては内向的に振る舞うこともあるのが普通です。
それを「Eだから」と決めつけるのは、現実的ではありません。
このように、科学的に不完全な理論が広く信じられている状況を気持ち悪いと感じる人も多いのです。
5. MBTIが流行りすぎて気持ち悪い「MBTI疲れ」
MBTIが流行するにつれて、話題にするのが「当たり前」のような空気になっていると感じる人もいます。
職場や飲み会でこんな会話が繰り広げられることも。
MBTIに興味がない人からすると、「またその話?」と感じるのも無理はありません。
流行りすぎて、MBTIの話題が避けられない状況が気持ち悪いと感じることもあるでしょう。
6. MBTIを否定すると攻撃されるのが気持ち悪い
MBTIに対して懐疑的な態度を取ると、逆に否定されることもあります。
こういう反応が返ってくると、「MBTI信者、怖すぎる…」と思うこともあるでしょう。
MBTIが好きな人ほど、それを信じない人を攻撃する雰囲気が気持ち悪いと感じることもあるのです。
まとめ:MBTIが気持ち悪いと感じる理由とは?
MBTIに対して「気持ち悪い」と感じる理由には、以下のようなものがあります。
MBTIはあくまで「自己理解のツール」の一つ。
興味がある人が楽しむ分には問題ありませんが、押し付けられたり、極端に信じ込まれると気持ち悪いと感じるのも当然です。
もし「MBTIの話題に疲れた…」と感じたら、無理に付き合わず、自分に合った距離感を保つのが一番かもしれませんね。